【ひとりごと】お笑い芸人を「推す」ってどうなの
2020年秋、わたしは、よしもとのお笑いコンビレインボーの池田直人さんを「推す」ことにした。
(「お笑い芸人さん」と書くと長いので、ここから下は「芸人さん」と書いてもお笑い芸人さんを指すことにする。)
それまでずっと、芸人さんを「推す」こと、芸人さんの「オタク」になることには抵抗があった。
主な理由は2点あって、
①芸人をアイドル扱いするのは本人に失礼ではないか(「推し」という概念を芸人に適用するのは相応しくないのではないか)という懸念
②オタクが芸人をアイドル扱いすることにより、その芸人、ひいてはお笑い界が潰れるという風潮
以上の2点から、お笑い芸人さんを推すことは躊躇していた。
①に関しては、完全にもうその芸人さんによると思う。
アイドル扱いされても構わない芸人さんもいれば、(「推し」って何?芸人に面白い面白くない以外あるの?)って芸人さんもいらっしゃるかもしれない。
アイドル扱いをどう思うかなんてご本人次第なので外野はだまっとれ(城島茂さん)。
わたしの場合(レインボー池田さんの場合)どうなのかとかは後述します。
②に関しては、ツイートでも動画のコメントでも見た。
要約すると「芸人の顔ファンがその芸人の邪魔をしている」って意見。
この意見を発するのって女オタを見下した男の人ばかりだし(ここも後述する)、別にインターネット上の意見を鵜呑みにして従うつもりはないけれど、確かになぁと思う面はあるんだよね。
芸人さんは基本「面白い」で勝負していかなきゃいけないのに、顔ファンやオタクは盲目になっちゃうから、面白いネタもそうでないネタも褒めてしまうことがあるだろうし、そういう人が増えればお笑い界は「芸人として面白い人」より「アイドル売りをする人」の方が報われる世界になっちゃう可能性もあると思う。
昔ダウンタウンとかもアイドル的人気があったらしいことを踏まえたら、アイドル的人気を得た芸人さんみんなが潰れるわけではないんだろうけど。
だから、芸人さんをアイドルのように推したりするオタクって、純粋にお笑いが好きな人からしたら疎ましい存在かもしれないし、お笑い界のためによくないのかもしれない。
でも、オタクの強いところは、「経済を回す」ところだと思う。
単純にネタが面白いと思っているだけの(オタクではないある種の)一般人は、お金を落とすとしても劇場まで(本来それでいいことはわかっているが)。ネタが好きでもその芸人さんを応援していなければ、テレビやYouTubeなどのコンテンツだけでも充分だよね。
しかし、芸人さんを推しているオタクは、テレビやYouTubeは勿論、劇場に行く。多分かなり行く。グッズも買う。お笑いDVDなんかじゃないですよ、ステッカーだのコレカ(コレクションカード)だのですよ。オタクは金を落とす(言い方)。
それを吉本興業はわかっていて、ステッカーなりコレカなり売ってるんだと思うのね。
つまり世間がどんなにお笑い芸人のオタクを疎んでも、そのオタクの経済力に甘んじるお笑い産業、の構図があるんだからいいじゃないかという開き直り。笑
書き方悪くなっちゃったけどわたしはオタク以外の応援の仕方わからないからとってもありがたいよよしもとさん。
そして吉本興業のオタクに嬉しい点。
吉本坂はアイドルグループなので、オタクがいることに正当性を生み出す。
芸人さんをアイドル的に応援することに抵抗があったわたしも、池田さんは吉本坂なんだからオタクしたっていいだろ!と開き直ることができた。開き直ってばっかりだな。笑
歌って踊る池田さんを見せてくれてありがとう吉本坂46。
池田さん自身よく自撮りも載せてくれるし、お笑い以外の動画やライブ配信もたくさんしてくれるし、YouTubeのコメントやInstagramのDMに愛を叫んでもハートくれたりするし、オタクしてても許されそうな感じ(本人にきいたことはないから知らない)。
そういえば、レインボーコントチャンネルの視聴者は男女半々なのに、SNSのコメントや劇場にいる人はほぼ女性なんだよね。レインボー女オタ多い。強い。笑
総括
お笑い芸人のオタクが一部に怪訝な顔されていようが、お笑い産業がオタクに支えられている面もあるわけだし、そもそも池田さんは吉本坂なんだからよくない?(開き直り)
なおとくんかわいいよ〜!♡